【コラム00001:「金フレ」をとことんやりこむ編】

本日から「TOEIC L&R攻略のためのコラム」の「を投稿していこうと思います。

TOEIC L&Rの単語&フレーズ対策で、私が最もオススメする学習参考書のひとつは『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤・著)、通称「金フレ」です。

 

こちらは朝日新聞出版から販売されているTOEIC向けの英語教材「TOEIC特急シリーズ」の中の1冊なのですが、上記の「金フレ」著者のTEX加藤さんは他にも「金フレ」シリーズとして、下記の4冊を出しています。

・基礎固め用の単語&フレーズ集『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』

・「金フレ」の単熟語+アルファの用語を厳選した『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』

・「金フレ」の熟語版『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の熟語』

・文法解説が丁寧に載っている『TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法』

で、ここで私が言いたいのは、TOEIC対策としては最初に紹介した「金フレ」だけで十分ということです。

もちろん、まったく単語を知らないとかでしたら、その前にそもそも他の基本単語集をやる必要があると思いますけれど、ある程度、学校で英語を勉強してきた方々にとっては、この1冊で十分です。

5冊買って1周だけやるのより、「金フレ」を5周した方が身につきます。

ただし、『TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法』は、基礎文法が丁寧に解説されていて、文法がまったくわからなくて手こずっている方にとってはいい書籍だと思います。

「金フレ」に話を戻しますと、足りない単語の知識は、公式問題集など他の問題集から文脈で出てきた時に覚えて補完していく。そして、TOEICは全マークシートなので、わからない単語に出会っても「消去法」で問題を解くことができます。

例えば、Part 5 の4択の語彙を選ばせる選択肢で、「金フレ」しかやっていないと、4つの単語の中で、ひとつくらいわからないのが出てくる可能性はあります。でも、(A)、(B)、(C)の単語はわかるので、(D)の難しい単語がわからなくても「消去法」で答えを導き出せます。

そして、なぜ「金フレ」がいいかというと、完全にTOEICに特化した単語&フレーズしか登場しないところです。TOEICのスコアを上げる、ということを目標に掲げた場合、試験に出ない単語を覚えるのは時間のロスです。

TOEICの世界は、ある種、理想の世界で、出てくる会社の業績は右肩上がりでみんな仲良くて、女性がだいたい地位が上で、「death from overwork 過労死」といったワードが出てきません。

⁡商品の欠陥に対するクレームの話くらいはありますが、多くのネガティブワードを覚える必要がないのです。

あと、TOEICはビジネスシーンや日常での会話がメインなので、英検1級みたいに社会問題を扱ったテーマなどは出てきません。もちろん、今の「virus ウイルス」とか、「infectious disease 感染症」、「pandemic (疫病などの)世界的大流行」、「a state of emergency 非常事態宣言」なども出てこない。なのでTOEIC対策で英検の単語集をやるのも遠回りになります。

「金フレ」はそういったワードを省いています。なので、一般的な単語集よりも効率いいです。

とにかく「金フレ」1冊をまず、例文・関連語も含めて”完璧に”覚えることが大事で、あとは、単語集に時間をかけるより、他の問題集を解いていく段階で新しい単語に出会ったら覚えていく、そして本番でわからない単語に出会った時は「消去法」で答えを導き出すことをオススメします。

次回からこの「金フレ」の「これは覚えておきたい単語&フレーズ」をピックアップして解説していきたいと思います。

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